お別れ

お別れは突然でした。

開腹手術のために1泊入院したしんのすけ。
術後に様態が急変。
そのまま虹の橋へ行ってしまいました。

・・・・・私は最後を看取ってあげる事ができませんでした。

病気は思っていた以上にしんのすけの身体を蝕んでいたようです。
原因を調べる為の開腹の麻酔にも耐えられないくらいに・・・

病名は【胃がん】
胃の表面や内側に出来る腫瘍ではなく、胃の表面下の筋肉が腫瘍化してしまう
というタイプの物で、レントゲンでも胃カメラでも発見する事ができなかったそうです。
おそらく「平滑筋肉腫」と呼ばれる物だろう・・・という事でした。
膵炎も併発していました。

しんのすけの胃の半面は腫瘍化してしまった為に、固くカチカチになっていたそうです。
だから食べた物を消化できずに吐いていたんですね、きっと。
病状は進行していて、他のリンパ節等に転移していた可能性もある・・・と言うことでした。
おそらく進行性の胃がん。進行のスピードはかなり速かったと思われます。
開腹をしなかったとしても、数週間の命だっただろう・・・・・と。

しんのすけが頻繁に吐くようになって、最初に診察を受けてから3週間の闘病生活でした。
早すぎる・・・・・・・・・・よね。

病院の先生もしんのすけを心配し、原因を悩み考え、最後まで頑張ってくれたと思います。
しんのすけの死を、とても悲しんでくれました。
本当に感謝しています。

最終的に開腹を決断してお願いしたのは飼い主である私。
こんな結果になって、病院スタッフの方達に申し訳なく思います。

しんのすけ・・・・・・・ごめんね。
お母さん、そんなに病気が進行しているなんて思わなかったんだ。
原因調べて、治療して、少しでも長く一緒に居たいと思ってたんだ。
開腹しても、いつもみたいに元気に戻ってくると思ってたんだ。
そこまで体力が落ちている事に気づかなくて・・・・・
ダメなお母さんで、ごめんね。

最後の時に一緒に居てあげられなくて本当にごめんね。

どんなに呼んでも体に触れても眠ったままのしんのすけ。
その日の夜は、冷たくなったしんのすけの横で 一晩中泣きました。

【 しんのすけ 2009年3月6日(金) 8才と6ヶ月 永眠 】

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